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  今週のひとこと

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『開門落葉多』
(もんをひらけばらくようおおし)
この句は、「聽雨寒更盡」(雨を聴いて寒更尽き)に続く句です。寒い夜更けに雨の音だと思って聴いたが、朝起きて門を開けるとたくさんの落葉を見て、昨夜の雨は木の葉が散って屋根にあたる音だったのかと気がつくという風景を言葉にしている。そこから、諸行無常の心を感じ取る。人は音だけでも、映像だけでも、匂いだけでも、肌触りだけでも、事実を確認することなく過去の体験に即した妄想に走る。事実を有るがままに受け止めて受入れ、それ以上の詮索も解釈も、妄想の類へ引きずり込まれない。悟りは、難行苦行の末に得られるものではなく、あるがままの現実を素直に生きることから生じる。心を捨てきってみませんか?楽に生きられますよ。無駄な物を捨ててみませんか?心に余裕が出ますよ。無くしたくないものを無くす。そこに悟りの境地、即ち楽に生きて行ける世界があります。
生死事大 無常迅速 光陰可惜 時不待人
慧智 合掌 http://www.ryobo.org